歯周病治療

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【歯周病の検査】

歯周ポケット検査

歯周ポケット検査歯周ポケット検査では、歯周プローブという器具を歯周ポケットに入れて、深さを計測し、歯周病の進行度を調べます。歯周ポケットの深さが2~3mmで歯肉炎、3~4mmで軽度歯周病、4~6mmで中度歯周病、6mm以上で重度歯周炎です。また、出血の有無から炎症の程度を調べることもできます。

X線検査

X線検査X線検査では、歯や歯槽骨の状態を調べることができます。また、パノラマX 線写真では上下の全ての歯や顎の骨、顎関節など、口の中とその周囲の状態を調べられるため、顎関節症の診断にも役立ちます。

歯肉の診査(口腔内写真撮影)

歯肉の状態や歯垢・歯石の付着状況から、口腔内の環境や歯周病の進行度などを確認できます。歯周病を発症すると、歯茎が赤く腫れたり歯磨きのときに出血したりします。口腔内写真で現在の状態を記録することで、治療効果を確認することも可能です。

歯の動揺度の検査

歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなることで歯を支えられなくなり、歯が揺れるようになります。そのため、ピンセットで歯の揺れ具合を確認することで、歯周病の進行度がわかります。歯の揺れ具合は、次のように0~3度に分類されます。

動揺度 0度……正常
動揺度 1度……前後にわずかに動く
動揺度 2度……前後左右に動く
動揺度 3度……前後左右と上下に動く

プラークの染め出し

プラークの染め出し歯周病治療の基本は、歯垢や歯石を徹底的に除去して清潔な状態を保つことです。そのため、歯垢を染め出して歯磨きができていないところを把握する必要があります。赤く染まったところには歯垢が残っているので、次からは意識して磨くことが大切です。

プラークコントロールレコード(PCR)

プラークコントロールレコードとは、1本の歯の表面を4つの部位に分けて、染め出しによって赤く染まった部分の割合を表したものです。20%以下を目標として、歯磨きを行っていただきます。

【歯周病の治療】

歯周病治療では、スケーリングとルートプレーニングを行います。
これは、歯周病の原因である歯垢や歯石を徹底的に除去して、歯の表面を滑らかにすることで歯垢が付着しにくい歯へと導く処置です。歯石を除去するときは痛みが出る恐れがありますが、当院では熟練した歯科医師や歯科衛生士が丁寧な手技で痛みが出ないように歯石を除去しております。

また、歯周ポケットの奥深くにある歯垢や歯石を除去するときはどうしても痛みが生じますが、麻酔を行ってから処置しますのでご安心ください。また、麻酔注射も痛みを感じることはほとんどありません。

歯石は、スケーラーや超音波スケーラー、エアスケーラーなどの器具で取り除きます。先端についている刃が歯石を削り取り、歯の表面を滑らかにします。超音波スケーラーとエアスケーラーは、先端のチップが約6,000~30,000回/秒で回転して、歯石を粉砕・除去します。

歯周内科治療

歯周内科治療

歯周病菌を完全に殺菌できれば根本的な治療が可能ですが、実現することは不可能に近いでしょう。
近年では、歯周内科治療という1回の治療で歯周病を大きく改善できる治療が登場しています。しかし、歯周病菌は周りの人から移るものですので、この治療も繰り返し受けなければ歯周病の発症を防ぐことはできません。

歯周外科治療

歯周外科治療

歯周ポケットの奥深くにある歯垢や歯石は、歯磨きやスケーリングなどでは除去できません。そこで、フラップ手術によって歯茎を一旦はがし、歯の根を露出させて目視で歯垢や歯石を取り除く処置を行っております。歯周病や歯肉増殖症などで増えた歯肉を切除して、歯周ポケットを改善する歯肉切除術を選択することもありますが、歯茎の位置が下がって歯が長くなったように見えるため、近年ではほとんど行われていません。

現在は、フラップ手術や歯周組織再生療法などを行うことが一般的です。

歯周病のリスク

歯周病は日本人の約7割もの人が罹患しているといわれています。近年では、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などと関連があることが判明し、注目を浴びています。特に、糖尿病と歯周病は相互して悪化させる関係にあり、歯周病のある患者様は血糖コントロールが難しくなることがわかっています。

糖尿病が悪化すれば、失明や四肢の切断、心筋梗塞や脳梗塞による突然死に繋がる恐れがあるため、歯周病は間接的に生命に危険を及ぼす病気と言えるのです。歯周病が糖尿病を悪化させる理由は、歯茎に炎症が起きた際にインスリンの働きを低下させる物質が作られるためです。そして、糖尿病が悪化することで抵抗力が低下すると、歯周病菌がますます増えやすくなるという悪循環に陥ります。

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